2016年12月5日月曜日

環(5)1 ドニャ・ソルダートの変身(4)

さて、続いてドン・ファン組の弟子たちについてです。(環63)

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(1)カルロス
(2)エリヒオ
 彼は、完成されたのでナワールとヘナロのところへいってしまったそうです。
 それって死んだってこと?
(3)~(6)ラ・ゴルダと妹三人
(7)ドニャ・ソルダード
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と、今回はここまでですが、その後、(8)フロリンダ・ドナーと(9)タイシャ・エイブラー、それと自称弟子だったという(10)Merilyn Tunneshende
がいますが、この三人は(おそらく、十中八九)ウソです。

つづいて、ラ・ゴルダと三人の妹の詳細に移ります。

◎リディア(Lidia)
ドン・ファンの最初の弟子(環59)。リディアの面倒をみるためにドニャ・ソルダートが雇われたそうです。リディアの少し後に、カルロスをドン・ファンが見つけました。
三年の間、この二人だけが弟子でしでした。(61年~63年)

◎ホセフィーナ(Josefina)
リディア、カルロスに次ぐ弟子。気がおかしくなっていた時、呪医ヴィセンテ(Vicente)に診てもらっているところでドン・ファンに出会ったそうです。弟子になってからドン・ファンをめぐってリディアと争いました。

ヴィセンテは、以前は、ヴィサンテと翻訳されていましたが、以前登場した呪術師との関連性が書かれていて興味をひかれます。カルロスに草を贈った呪師ですね。

女性同士を嫉妬で競わせるのはカスタネダのやり口です。

リディアとひよこの話、ホセフィーナの編み物と木の葉の怪我の話などの逸話が披露されています。

◎エレーナElena(ラ・ゴルダla Gordaのこと)ホセフィーナの入門から一年後に弟子入り。とても太っていました。はじめはパブリトが自分の店で使っていました。最悪の状態(って?)でしたがナワールがひょうたんから盟友を出して救ったそうです。
「最悪」の詳細は書かれていませんが、ラ・ゴルダはからっぽ(empty)だったそうです。

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それから何年かしてエリヒオを見つけた、とあります。
エリヒオ(エリジオ)の入門は、1968年9月14日です。(分離99)



◎ローザ
エリヒオを見つけてひと月したらローザ(Rosa)を見つけました。ドン・ファンは、これで最後だとわかったそうです。

エリヒオの入門時期がはっきりしているので、ローザとの出会いは、1968年10月中旬だということがわかります。
これは同年10月17日に、カルロスがパブリト、ネストールと一緒にドン・ヘナロの滝渡りを見た頃です。

ここでは、ローザが豚をおいかけていたエピソードが紹介されています。

◎ドニャ・ソルダード

ドン・ファンの弟子になって七年間と言っています。
カルロスは、ドニャ・ソルダードこの日まで5年間会ってなかったそうです。(環68)

(現在~カルロスとドニャ・ソルダードの対話~が)73年から76年の出来事とすると、ドニャ・ソルダードがドン・ファンに入門したのは、66年から69年の間のどこかということになります。

長くなってしまいました。また稿を分けます。

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