2006年5月13日土曜日

御託(ごたく)

95年くらいに書いたホームページの能書きに、ブログが登場した2000年代に書き換えたものです。懐かしいな。
インターネットにワクワクしていました。今(2012年)は、もうたくさんです(笑)

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とどのつまり、ホームページ製作は、自分の脳みそとスタンスの再確認だ。
Bring Your Brain. (c)voyager
脳みその一部を開いてはページにして公開。

それは、自身のための日記をつけている人が、どこかで読者を意識している状態の拡大版というか、日記と異なり明確に「公開」しているのだから断然読者の存在を意識しているのだ。では、もの書きのプロではない自分などが期待する読者というのはいったい誰なのだろうか?
昔読んだある作家のエッセイでものを書いて発表するという行為は「同質者」を探すということだと述べていた。報酬をもらわない素人のHP文章が対象とする読者というのは、これは誰に遠慮することなく「同質者の開拓」意外の何ものでもない。

ブログに興味の対象を日々公開する。
その時自分のHPであらためて続きを書きたくならないような項目は自分にとって本質的な興味対象ではなく、あくまでもその場限りのウケ狙いネタだったりすることが確認できる。
例)新聞記事を孫引きして、自分の見解を述べる類のホームページ。
つまり、ハレの傾向が強いほど自身から遠ざかるということだろう。
主婦の育児日記HPを見るまでもなく、そんな自分のケの部分を共有できる、どこの誰ともしれぬ相手に読んでもらい、共感を得るための満たされぬ自己顕示のほとばしりと半可通のはかない繰り言なのだ。

”ブログ”が国内ではまだ知られていない頃、人々はアプリケーションサービス(Geocitiesは別にして。)を使わずに手製のHTMLで日記を公開していた。
2003年の秋に常時接続環境の臨界点をむかえて膨大な数のユーザーが増え、ふたたび”ホームページ”ブームが訪れた。
独り言をつづりつづける私達はどこからきてどこにいくのだろう。

So what it is, what used to be
Where it shall we,
and if you build it,
he will what?
--J.A

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