2017年5月25日木曜日

母との別れ(1)

もう少し頑張れば、100歳だったのに。
残念です。
少し前の話ですが、ついに母が亡くなってしまいました。

母はホームで突然亡くなったので決まりとして警察が調べることになり、遺体は一泊警察に留め置かれました。翌日、葬儀社と待ち合わせて引き取りますが、同じような亡くなり方をしてる方がたくさんいて医者も警察も大変な仕事だなと思いました。

付き添ってくれているホームのスタッフも質問をされて結構拘束されます。
最近、事件も多いですからね。

脱線しますが、Facebookに親の訃報を載せる人いますが、あたしは(誕生日祝いの押し売り並みに)好きじゃありません。

このブログでは、ちょくちょく自分の終活や思い出話などで母の話を掲載していましたので後日談として載せておくことにします。

親戚にも一切知らせず、あたしの家族だけで済ませました。

手土産やセレモニーに異様に執着する職場の人間たちから、せめて弔電でもという連絡をもらいましたが、それもらって誰に披露する宛もないのにもどうするよのよってんで寺の名前も教えませんでした。
(それでも香典をくれる人がいるんです。故人と面識もないのに・・・。お金でなくて物だったので香典返しにかえって苦心しました)

お寺の住職に連絡して人を呼ばないので通夜も省略できないかと言ったら「通夜は、死者が出家するものなのでやらなきゃダメですよ」苦笑されてしまいました。

山田洋二の映画に登場するような煩いことをいう叔父さんもいませんので日付から何から何まで自分で決めたので段取りは早かったです。

人を呼ばない分、亡くなった母とゆっくりできたので家族で済ませて本当によかったと思います。
通夜のお酌もないし(笑)

死は、あたしたちの左肩の後ろにいて、誰にもいつかは来るものですが、そんな畏れをいだきながら生き続けている人間って凄いなと思います。

この世に生まれた瞬間に「お前の余命80数年くらいかな」って宣告されるわけですから。

どんなに怖いよ嫌だって喚いても避けられない。
バンジージャンプなら怖いのでやめられますが、これだけはどんなに臆病な人間も避けられない、というか死に対しては臨む勇気を本来持っている。

(つづく)

0 件のコメント: