2017年2月2日木曜日

Amy(43) 21 エネルギー・ヴァンパイア(1/2)

体のエネルギーを奪い取る存在については、カルロスの教義の重要なテーマのひとつだ。

ただし、ドン・ファンが去った後の著書です。

カルロスの魔女の一人の作品では、エネルギーを奪う相手である自分の子供を殺そうとする話がある。
読者で実際にそのようなことをした人間はいないと思う。

だが、あるクリアグリーンに寄せられた読者の手紙で、呪術の実践のため疎遠になった夫に子供を託したが夫の養育中に子供が死んでしまったというものがあった。罪悪感にさいなまれ心の平安が得られないという内容だったが、スルーした。
誰も返事を出さなかったと思う。
Atropa Bella-donna2.jpg
ベラドンナ

ベラドンナ(毒性のある花)を服用して精神病院に入ったという女性からの手紙もあった。
家族とのきずなを断つというのも辛い教義だった。

幸いにも私はそれを求められなかった。仮に求められてもしなかったと思う。

夫婦でカルロスのおっかけをしていて、後に貴重な映像を残した例のガビもBBCの番組で同じことを言っています。「子供と離れるのだけはできない
まっとうな精神です。

カルロスは私を求めて20年待った。
だから荒削りの鉱石ということで容認したのだとカルロスが言っていた。
もしIrvingが生きていたら君を絶対に手放さなかっただろう

究極のエネルギー泥棒は、”energy vampire”だろう。Tony Lama(Tony Karam苗字が違うが、これはダライ・ラマのラマ(師)の意味)が撮影したあれだ。

カルロスによるthe flyers、またはjumpersという名前だ。

the flyersとTonyの背景についての説明がありますが割愛します。

カルロスがセミナーでTonyが撮った写真をみせた。私にはインチキっぽく見えた。
クラスのみんなは恐怖におののいた。わたしも恐れるフリをしたが、内心バカバカしく思っていた。

カルロスのsci-fi的哲学は魅力的に思えたことがなかった。
でもカルロスはこれはドン・ファンの教えで最後に明かされたことだと言っていた。

我々の心に潜む捕食者の心が、マスターベーションをさせるとか、「愛もやつらの好物だ」とかいったカルロスの捕食者についての説明続きますが、割愛します。

(捕食者のせいで)クリエイティブになどなれないし、アートというものは存在しないと言っていた。

こんなこと言ってるけど、自分の業績についてはどう思ってるのだろうと私は思った。

正直言いますと、あたしがカスタネダに興味を持つのは、ドン・ファンとドン・ファンの教えについて知りたいからであって実はカスタネダはどうでもいいんですよね。

少しでもドン・ファンの存在に関する真実があるのではないのかと期待しても、この時期のカスタネダの生活からは何も見えてきません。

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