2006年5月25日木曜日

カルロス・カスタネダ

太極拳に誘ってくれたTim S.は、西洋人によくいるニュー・エイジ、サブカルチャーファンで、その系列の本をよく紹介してくれました。

中でもカルロス・カ スタネダの本は、示唆に富み、そして面白く夢中になって読んだものです。
当時、カスタネダは存命で、一度だけラジオ番組に出演、生の声を聞いたことがあります。 謎につつまれた人物の声を聞けただけでもなにか得をした気がしました。

その時も、Timが「今夜、カスティネーダ(このように発音する。)がFMの番組に出演するぞ!」と興奮した声で電話をくれたのです。

脱線ついでに書きますと、カスタネダたちが用いたメスカリトは、ペヨーテというサボテンから採取するそうです。

カスタネダは、最初は単にインディアンのドラッグを試してみたいという不純な動機でドン・ファンに近づいたのでしょう。
彼の本の中では、メスカリトは「人格」を持つ神というか、トリック・スター(いたずら者)のようなふるまいをします。
ある折、伊豆のサボテン公園を訪れたとき園内の植物の専門家の方に「ペヨーテ」について教えを乞うたことがあります。

一般客からマニアックな質問を受けて興がのったのか面白い話を聞かせてくれました。ペヨーテは、国内では「****」という名前で普通に売られている観賞用のサボテンであること。そして、日本の風土では*****は作れないこと。どうやら砂漠と関係があるらしく、国内のサボテンの専門家の間ではペヨーテツアーを企画して訪米している人々がいるらしいこと。などなど。

実際に、園内の売店で売られていた可愛らしい「****」を買い求め、自宅で育ててみましたが、しばらくすると根が腐ってしまいました。
メスカリトに叱られるのでは?とちょっと心配になったものです。

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