2017年2月21日火曜日

Amy(61) 33 日曜、とても血だらけの日曜日

この章も短く済ませます。なにやら物騒なタイトルの章ですが、大丈夫です。

カルロスのクラスに通っていた二年間、参加者の前で、カルロスとのセックスの話や私の家族について、あることないことを話された。

この章で、エイミーがカルロスに二人きりの時に話した「逸話」の紹介があります。

それは、エイミーが知り合った大工で彼が哲学書を愛読していたという話題です。
ごく日常的なピロートークのつもりで話したエイミーでしたが、そのエピソードを膨らませてカルロスがまったくことなる呪術的逸話としてセミナー参加者の前で披露されて戸惑います。(Amy278)

この下りを読んであたしは、カスタネダの著書に登場する「ボタン鼻の少年」の話や「賢い白いハヤブサ」や「父親の早起き」など印象的なエピソードが生まれる秘密、彼のストーリーテリングの妙(正体)を見た気がしました。

1996年に日曜クラスのメンバーを集めて、もうセッションはしないと伝えるようにカルロスに言われた。

メンバーは絶望的になった。あるメンバーは自殺したいとまで思った。

カルロスは自分が言っているのではなくてEllisが言っているのだといった。

1996年の4月、彼は自分が糖尿病であることを皆に告白した。
自分は時間を遡れるのだから、こうした病気はあまり問題ではないと楽観的なことを言った。

だが、彼はこの二年後に亡くなった。

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