2017年1月22日日曜日

Amy(33) 15 猫と別れウェイトレスになる。そして「無限」(異次元)をしくじる(1/2)

13章の続きです。呪術師の家の場所を詮索したためカルロスの怒りを買ったAmyは、傷心のままバークレーに戻ります。

あたしの抄訳の作法が、このあたりから一層簡略化されていまして、原著は一人称ですが、ところどころAmyの人称が三人称になってしまうところがあったりして少し読みにくいかもしれませんがお許しください。

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バークレーに戻って飼い猫二匹と別れるため里親を探した。
カルロスは、自分の関係する人々、家族との関係を断つことを強いていた。ペットも例外ではなかった。

フロリンダやタイシャに相談をした。タイシャは冷たかった。
一か月後、ようやくカルロスが口をきいてくれた。

またカルロスは、私に日銭を稼ぐ仕事についたことがないと責め、マクドナルドの店員を務めろと言った。朝食付きの民宿で朝食のコック、ウェイトレスと皿洗いの仕事についた。そこまでやってもカルロスに口汚くののしられた。

タイシャもドン・ファンの指導で毎日、机やテレビを磨かされ続け、最後にはそれら命のない物体が生きていてエネルギーを感じられるようになったといった。

このドン・ファンは何者でしょう?
Amyはこの時点でかなりマインド・コントロール状態に陥っていますね。

この仕事を6か月続けながら、テンセグリティのセミナーに普通に参加費を支払って参加していた。そこでは、Chacmools、別名”衛兵(guradians)”のAstrid、Poona、Zunaが魔術の体操を教えていた。

ロスで三週間のセミナーがあるのを知ったのでMuni(女ナワール=キャロル)に予兆があったと嘘をついて民宿の仕事をやめてLAにアパートを借りた。

それでもカルロスは会ってくれず魔女たちとだけ映画を見に行ったりすることが続いた。
ある日、Muniとフロリンダと映画へいくために歩いているとMuniがエイミーの背骨と肩のマッサージを始めた。集合点の移動をしようとしているのかと思った。

まだ、こんなことを言っています。

翌日、このことを質問しようとフロリンダに連絡をしたら、質問するなと言われたが、それは変だと思った。
なぜなら、本ではカルロスはいつもドン・ファンに質問ばかりしているではないか?

子供のころのおもちゃや動物の人形、本、思い出の品を捨てるようにいわれ箱につめた。フロリンダとAstridが受け取りにあらわれた。Astridは体が大きく強いのでフロリンダのボディガードと言われていた。

彼らからは反復(recapitulation)の一環として写真も集めるように言われた。
フロリンダが言った「ナワールは、こうした物を”無限”に送るわ。あなたが空(から)になったら彼の魔法のバスタブの中に入れられているこれらの品々がいつの間にか消えているの」

バスタブってのが面白いですな。マンションを事務所にしている個人会社のバスタブが書類で一杯になっているイメージが頭に浮かびます。

カルロスから「よくやった!」と電話があった。「魔女たちはまた君を好きになるよ!でも、箱をテープでとじたね?フロリンダに言ったんだ”彼女(Amy)は、僕が箱の中をみるんじゃないかと思ってるんだ”ってね

心配しなくていい。僕は中は見ないからテープを貼る必要はないよ

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