2017年1月12日木曜日

Amy(23) 10 カスタネダ、デートをする(1/3)

※ここから先、相当露骨な性描写がありますのでご注意ください。

さて、Amyは、好奇心?に負け、カスタネダとセックスをすることにしました。

怖かったが冒険しようと勇気をふるった。カルロスの狙いにとても興味があったのだ。超常現象的な可能性についても魅かれていた。

Amyは、ここまでの話を読んでもわかるとおりオカルトファンであるとともに(だから?)性的ファンタジーも好んでいて、わりと好色な印象をうけます。

セックスのときなにが発散されるのだろう?
意識が変化して第二の注意力に入れるのだろうか?

(カルロスの迎えを待ってる間の母の家の様子は割愛しました)

母親の家にカルロスが迎えにきた。
カルロスがものすごく緊張しているのが不思議だった。

緊張してるみたい
猫みたいに緊張してるよ
何言ってるの?あなたが緊張?緊張するならわたしのほうでしょ?あなたはカルロス・カスタネダなんだから。毎日、こんなことしてるんでしょ?

彼は憤慨した様子で言った。
してない

からかわないで
ぼくは君のことを待って20年間独身でいたんだよ

わたしは彼を睨んで「まったく意味がわからないわ」とつぶやいた。

彼の首と肩がとても緊張していて、とても名うての女たらしには思えなかった。
おそらくベテランの役者(グル?)でなければ、こんな緊張した芝居はできないだろうと思った。

安いモテルについた。宿泊者名簿には偽名を使った。

Mr. and Mrs. Simon Parbetur。
Los Angeles Wilshire Motel
ここで著者(エイミー)は”呪術的処女”を失った(本の注釈)

(ホテルに入ってからの二人の会話がありますが省略します)

本には、このモテルの写真が載っていて、今も営業しています。
ホテル予約サイトには、「とてもいいホテルだったよ」とかユーザーのレビューが呑気に掲載されています。彼らもまさかここでカルロス・カスタネダが、エイミー・ウォレスと過ごしたなんて知らないでしょうね。

カルロスはとても緊張していて服をきたまましようといった。

かえって変じゃないですか?

急いでことをすませようとするあまりなんだかビジネスライクだった。
私の服のボタンをはずすのにてこずりすぎるので、私は彼をいったん止めさせて囁いた。

少しリラックスしましょう。キスをしましょう

このおかげで今日の出会いは狂気じみていたが、少し甘い雰囲気になることができたし、カルロスはぎこちなさを克服できた。

事が済んでから私は急に不安にさいなまれた。

ねぇ。妊娠したらどうするの?

私たちは避妊具を使わなかったし、それどころか私たちは事前に安全にセックスをする相談もしていなかった。なぜ私もこんな不注意だったんだろう。彼が私に催眠術でもかけたのかと責めたくなった。

Amyは、彼がパイプカットをしていることをこの時点では知らなかったのでしょうね。
Wilshireモーテルの場所も載せておきます。

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