2016年12月13日火曜日

環(13) 6 第二の注意力

『力の第二の環』の最終回です。

カルロスがみんなに加わり出発しなくてはならないとラ・ゴルダが言いました。(だからどこへ(笑))
これから自分たちが持っているものを壊すのだといい、「第二の注意力」についてラ・ゴルダとの長いディスカッションがあります。

カルロスは、ドン・ファンと歩いているとき、落ちてくる岩で死ぬかもしれなかったエピソードを想起します。また、カルロスがメキシコシティの航空会社のロビーで時空を超えたのは10時でしたが、それが彼の新しい時間なのだそうです。(環320)

このあたり、あたしには、意味深な印象のエピソードを並べているだけのように思えました。

それからナワールがしてくれたテーブルと包みを利用したトナールとナワールの講義があります。

この内容について本書のあとがきで訳者による図解がありますので詳しくはそちらを参照してください。実はあたしは軽く読み流しているだけです。(環326)

ラ・ゴルダとの見つめることの修行についての長いディスカッションが続きます。(環323~336)

ここで、第二の注意力を集めるための体術の紹介があります。(環337)
でも「第二の注意力」は、異次元のことなのか、はたまた「集めるような」文字通り「力」なのか判然としません。

カルロスは、姉妹たちと一緒に家の表に出て動作を行います。
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まぶたを半分閉じ、ふたつの大きな丸い丘が重なっているところを見つめるようにと、彼女が言った。(中略)見つめることには四つの別々な動作がふくまれている。最初は、帽子のふちで余分な陽の光を遮り、必要最少の光だけを目に入れる。次にまぶたを半分閉じる。三つめは、目に入る光を一定に保つためにまぶたのあけぐあいをうまく保つ。そして最後に、まつ毛を通る光線の網目を通して、その谷を背景のなかで分離する。
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このあと、おなじみの立体視の目の使い方をして景色をみます。
ずっと座ってると第二の注意力が集まるのだそうです。

その後、戦士の力の起立を見せてもらいますが詳細は割愛します。(環349)

暗い部屋の中に入り、四人で抱き合っているうちに彼らは非日常的感覚に入っていく。
気が付くと、パブリト、ネストール、ベニーニョの三人がいて水をかけて庭に倒れている彼らを目覚めさせてくれました。
いつの間にか自分たちが庭に移動していたことに気がつきます。

ラ・ゴルダはでかけるでかけるといいます。

またでかけるそうですが、この本では結局、その後のアクションも事件も起きません。
多くの読者が言っているように、この『力の第二の環』以降の著書は、最後の『無限の本質』まで、わりと退屈な内容が続きます。



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