2016年11月27日日曜日

力(9) 知覚の泡

カルロスは、ひとりでドン・ヘナロの家にいましたが、その後、帰ってきたドン・ファンに連れられて谷底を見下ろす絶壁にいきました。

途中までは、二人でしたが最後の道のりは一人でいけと言われ、崖では、パブリートがカルロス待っていると言われます。

崖で出会ったカルロスとパブリートの二人は、お互いの人影に怯えます。

やがてドン・ファンとドン・ヘナロが現れたましたが少し様子がおかしく、これから二人が彼らに盟友を見せると言います。

ドン・ヘナロが彼らのために結界を張ってくれます。(力333)

上記、要約のため「結界」という用語を用いましたが、日本語版にも原文にもこのような語彙はありません。

コヨーテや巨大なネコのような盟友の攻撃をうけ、二人が協力して防ぐと力がつきます。

ドン・ファンとドン・ヘナロが気絶した二人を起こしてくれました。
その後、(非日常的感覚に陥っている)パブリートとカルロスは二人に谷底に放り投げられます。

二人の意識が戻ると、彼らは未知の世界を見たのだといわれました。(力339)

カルロスにはドン・ファンがつきそってヘナロの家に帰ります。
カルロスは家のそばで土に埋まって一晩過ごします。

以前にも、カルロスは、盟友から受けたダメージや影響から回復するときにドン・ファンに水に浸けてもらったり、木の葉に埋もれたりと似たような養生を行ってもらいますよね。

砂風呂みたいな感じで身体にいいのでしょうか?

家に帰って来たカルロスは眠り込み昼過ぎに起きます。
ドン・ファンから「明日、おまえとパブリートは未知の世界に行くことになる」と告げられ、トナールとナワールに関する長い講義が行われます。(力344)

ドン・ファンは、カルロスが谷底に投げ込まれたとき、カルロスは崖の上と谷底に同時にいたといわれます。(力347)

ダブル(分身)が現れたのですね。

ドン・ファンから、カルロスがついに呪術の訓練の頂点に達したと伝えられます。(力346)

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