前回のポストで後のディスカッションに登場する呪術師たちの「世代間ギャップ」の伏線?が仕込まれていると書きました。
ええっと、そうですね~仮に「名作」と言われている第一巻から第四巻までは「前期作品」としましょう。
前期作品では、カルロス含め弟子っぽい連中は少し登場しますが、呪術師は、ドン・ファンとドン・ヘナロ(初期はジェナロ)、そして敵役の女呪術師のラ・カタリーナの三人しか登場しません。
ゴジラとモスラとキングコングだけです。
ちょっと少ないな。と思っていたんですよ。
ゴジラやネッシーの話題の時に、群れがいないとそんなに長い間、種が生き延びないだろうみたいなメタ(疑似)科学的与太話しますよね。
タイトルだけゴジラな 気の毒な映画 |
その伝で人間というか職業(この場合は「呪術師」)でも数人じゃすぐに滅亡しちゃうのではないかなと思っていました。
これを思ってか?はたまた真実だからかカルロスの後記作品に入ると、まるで待っていたかのように男女の呪術師の一団がごちゃごちゃっと現れますし、一方の先輩の呪術師たちも必死になって後継者をリクルートしていたということがわかります。
カルロスは、飛んで火にいる夏の虫だったわけでやんすね。
追記2017/4/20)この解釈は今は違うと思っています。後期作品は斬回のポストにも書きましたように創作と判断しています。カスタネダが意識してか無意識か自分のカルト集団を構成するために団体的な存在を書いたのだと思っています。
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