2014年1月17日金曜日

多読、100万ワードへの道

ここ数年、ここ場末のブログでは楽器をはじめとする自分の継続系自己啓発の話題を中心にしています。

「継続」が鍵なので、もちろん例外もありますが、ある程度続けられる確証が得られるまでは、こっ恥ずかしいのでやってる事をアップしないようにしています。

そんな中、こそこそ英語の「多読」というやつを進めていました。
とりあえず100万語読み進めると立派な英語力になる(?)という勉強法でして、今月めでたく?100万語に達した次第。

この方法はこの年になるまでまったく知りませんでしたが、Kindleのセールで『英語多読法 』(小学館101新書)を知り興味をもちました。
たぶん、「1万時間の法則」と似たブランドイメージなのかなと思っています。

100万ワードを超えたあたりからペーパーバックが自由に読めるようになるかも、という触れ込みですが、あたしの場合、結論からいいますとまだまだまだまだまだまだまだです。
しかし、確かに英文読解力は向上しています。

なにより英語のドキュメントに向き合った時のあの億劫でやるせない気分が相当軽くなったと思います。

おさらいしますと、大昔の取得ですが英検1級を持っています。米国に留学していました。
TOEICは、世の中に登場して間もないころ受けたので点数は忘れてしまいました。
留学する前ですが、800点台後半だったと思います。

追記)TOEICを2018年に受けてみたところ、930点でした。

『指輪物語』をペーパーバックで読んだことがあります。

ちょうど留学直前、Philip Jose Farmerの『果てしなき河よ我を誘え』(To Your Scattered Bodies Go)の翻訳を読んだのですが、これがめちゃくちゃ面白い。
続きが読みたいのに翻訳はない。しかもこれからアメリカに行く。

こうなったら原書で行くしかないと観念してペーパーバックに手を出しました。
これが好きこそというか必死になればできるものです。一巻目を日本語で読んでいるせいか意外とさくさく読めるのです。

と経歴をわざわざ書いたのは、上記のようなみかけ倒しの箔だけつけても本当の実力は全然ダメだなと長年感じていたからです。

読書する本は、多読の紹介サイトにある『推薦多読基本セット』を順繰りに読んでいきました。

多読のオキテに「つまらなかったらやめろ」というのがありますが、私はつまらなくても「出会い」の一種と考え辛抱して読みました。

特に「推理、サスペンス、ハードボイルド、SFファンタジー」のオリジナル作品はつまらないものばかりですが、その代わり読みやすいので一長一短です。
やはり原著があってそれをリライトしたものに優れたものが多いように思います。

ワード数は、Googleドライブのスプレッドシートに読書表を作り、良かったもの、面白くなかったものなどを記録しています。

参考までに読書の進捗を記しておきます。
昨年の4月開始。8月で都合50万ワード。続いて下期も2014年1月に100万ワードですので平均10万ワード/月になります。11月は仕事の関係であまり本を手にできなかったので後半追い上げた形です。
ハーモニカの練習時間を最優先していますし、日本語の本も読む時間もあるので他の方々と比べるとかなり遅いです。

この勉強法の弱点は、そもそも読書が嫌いな人には向いていないということです。
若いころ人はみな本を読むのが好きなのだろうと思っていましたが世の中には本を読まない人は結構な数いますよね。

ワード数はあくまでも手段にすぎないですがゲーム性?のような楽しさがあるのとコストはかかるもののへたな教材よりは継続性が確かなので本好きならおすすめかもしれません。


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