2013年1月22日火曜日

尭(ぎょう)と蓂莢(めいきょう)

いきなりですが、タイトルの「尭」について書きます。

「十八史略」に登場する中国の古代の帝王です。
中国古代の帝王といいますと「伏義」なんかは目にしたことがあるのでは?と思います。

この「伏義」は、前に書いた「三字教」の歴史パートに登場する「義農より黄帝に至る、三皇と号す」に登場する皇帝の最初の一人です。

尭(帝尭陶唐氏)は、この三皇の次の「五帝」の一人でして、非常に優れたリーダーだったそうです。続く賢帝と合わせて「尭舜時代」なんて言い方もされますね。

「その仁は、天のごとく、その知は神のごとく、これにつくこと日のごとく、これを望むこと雲のごとし」と書かれています。

平陽という町を都にしていて、帝王なのに住まいはかやぶきの質素な住まいだったそうです。

そして面白いのが次。尭の家の庭に、不思議な草が生えてきたそうで。毎月15日までは一日に一枚葉が生えて、過ぎるとその葉が一枚ずつ落ちて行ったそうです。
その月が「小の月」の場合には、最後に残った葉は落ちずにそのまま乾いていったとあります。
その草は「蓂莢(めいきょう)」という名前で、蓂莢で暦を知ったそうです。

ミステリアスな草、「蓂莢」は、その後失われてしまったのでしょうか?いまでも中国のどこかに生育して続けているかもしれません。

失われていた三易のうち「帰蔵」が再発見されたりしてますので、もしかすると・・・・。

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