2012年11月22日木曜日

ビブラート独習(2)

さて、吹きのビブラートをよくよく考えますと、要するに「歌のビブラート」と同じなんですね。
そもそも、「吸い」のビブラートなんてのはハーモニカ以外ありえないというか。

「歌」って口から音が出ている間は必ず「吹き」(笑)ですから。
そこで喉がゆれるとビブラートなわけです。
じゃ、その感じで歌ってみるか?ってんで試してみますと歌でもビブラートできるんですね。

ただ、歌で喉が揺れるのってなんとなく昔からできていましたので、もしかするとハーモニカの吹きのビブラートはできるようになった!というよりは、歌い方の応用で吹いている(吹けていた?)、とも解釈できると思います。

昔からできていた。といっても、ビブラートを積極的に意識しだしたのは、ここのところボイトレを始めてからでして、これもハーモニカの穴番号と同じく、揺れが得意な音域というかこのあたりだと簡単に揺れる。この辺りは揺れにくいというのがあるみたいです。

ある、ライブでハーモニカの名人がスロートビブラートについて「長年の鍛錬のたまもの」です。とおっしゃっていたので、これら不得意な音域や穴番であっても練習次第で揺れやすくなるのだと思います。運動の練習のような感じでしょうか。

あらためて歌手のビブラートに注目して音楽を聴きこんでみますと実にどんなに平坦に思える短い尺の場所でも小さく揺れていまして、これがプロのプロたる所以かと実感しています。
例のハリウッドスタイルで課題曲として挙げられているノラ・ジョーンズのI don't know whyをあらためて聴いてみますとビブラートの心地よさがよくわかります。

因果関係は不明ですが、ボイトレをはじめてからハーモニカのビブラートも上達したように思えます。いや、逆かな。ボイトレとハーモニカを同時にやっているので、歌のビブラートが明らかに上達しています。が正解だと思います。

ということで、今後の課題ですが、歌でもハーモニカでも高い音域でのビブラート。
それとハーモニカではベンドしながらのビブラートができるように訓練を続けたいと思っています。

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