サウンドトラックも 買ってしまった |
敵役の若者が いい味出してましたな |
いや、『ダンス・ウィズ・ウルブス 』(Dances with Wolves)だった―――じゃなくって『アバター』(Avatar)観ました。
『デューン」(Dune)』(あのアニメの元ネタですな)は、脇においておきまして、あたしが好きな少数民族系のSFは、なんといってもC.J.チェリィの『色褪せた太陽』三部作です。
・ケスリス(1982年) Kesrithk (1978)
・ションジル(1982年) Shon'jir (1978)
・クタス(1982年) Kutath (1979)
今はなかなか手に入れにくい本です。
実は、この三部作、読んだのはだいぶ遅くて、すでに早川さんでは絶版。なぜか『ケスリス』も『ションジル』も本屋さんで売っていて、どうしても三巻目の『クタス』だけが手に入らない。で、どうしたかというと、もうこれは本当に恥じも外聞もなく知り合いの伝てを頼んで某所からコネで手に入れていただいた物なので、この三冊はあたしの宝物です。
そうそう。同じくらい入手に苦労したのが、フレッド・セイバーヘーゲンの『東の帝国 』三部作。これも、三冊のうちのどれかが手に入らなかっのを、本屋さんが探しに探してくれて手に入れることができました。
セイバーヘーゲンの『バーサーカー皆殺し軍団 』は、マイベストSFなので、きっと『東の帝国』も面白いに違いない!と思って、意気込んで読んだら、これはあいにく駄作。
政治的駆け引きが複雑 |
・西の反逆者(The Broken Lands)
・黒の山脈(The Black Mountains)
・アードネーの世界(Changeling Earth)
そうそう、C.J.チェリィというとヒューゴー賞の『ダウンビロウ・ステーション 』が有名だけど、プロットに懲りすぎちゃって、くどくてくどくて読んでてぜんぜん楽しくなかった思い出あり。(友人のジュビロがだ~い好きなダン・シモンズよりゃマシか……)それに比べ、「色褪せた…」は、いいっすよ。やっぱり話くどいけど。
「色褪せた・・・」で先住民族が手なずけている獰猛な動物は、「ダス」という大型の狼みたいな生物。
このテのSFだと、このような現地生物と仲良くなるためには、それなりの凝った手順があって、それがイニシエーションの儀式だったりする。
映画「アバター」のように「竜」を飼いならす話といえば、(これまたDuneの砂虫はわきにおいておいて)やはりアン・マキャフリイ(Anne McCaffrey)『パーンの竜騎士』シリーズでしょうか。惑星パーンの不思議な自然と竜に似た生物が生息する必然性の描き方がうまい。
ま、すべてフィクションなんだから必然性もへちまもなくて、すべてストーリーなんて、ご都合主義でかまわないのだけど、読者・観客はワガママなものでお話の流れがなめらかでないと不機嫌になっちゃう。
「アバター」を見た人の多くが「ま。おはなしはともかく」と書いていますが、あたしはおはなし優先なのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿